こんにちは、今日はマルコ福音書11章12節からお話しします。
イエス様はベタニヤの村からエルサレムへとむかわれました。ベタニヤの村にはとても親しくしている、イエス様を愛するマルタ、マリヤ、ラザロの兄弟がいます。
愛と豊かなもてなしにあふれた場所を後にされた時、イエス様の目に留まったのは、1本のイチジクの木でした。イエス様はその時、空腹を覚えられました。
その木に何かありはしないかと、イエス様は近づかれましたが、葉の他は何も見つかりませんでした。実がなる季節ではなかったのです。
ところがイエス様は、この木に向かって、なんと「今後いつまでも、だれもお前の実を食べることがないように。」といわれたのです。次の日見ると、なんとその木は枯れていました。なぜイエス様はそんなことを言われたのかしら?
ここだけ読むと、イエス様はなんて理不尽な方なのだろうと思います。
しかし、実のないイチジクの木を見た直後、イエス様がエルサレムの神殿で経験したのは、祈りの家であるべき場所(神殿)における物の売り買いでした。
そこには真の信仰が見い出されないことに、イエス様は怒りをあらわにされました。
イチジクの木に実が見い出され無かったように。
当時の宗教指導者たちは、イエス様の真剣さに恐れあわてたようです。それで彼らはイエス様を殺そうとくわだてるのです。
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